自律神経の話①
自律神経の話を簡単にしてみようと思います。
自律神経には交感神経と副交感神経があって、
活動的なときは交感神経が、リラックス状態のときは副交感神経が優位、
ということは多くの人が知っていることと思います。
これらの神経は内臓や血管をコントロールして、体内環境を整える役割があり、
状況に応じてバランスよく機能することで、安定した状態を維持できるのですが、
ストレスフルな環境に長時間さらされるなどすると、自律神経が乱れ心身の不調をきたしてしまいます。
例えば、夜眠れなくなったり、急に動悸や息切れするようになったり、汗が止まらなくなったり。
「交感神経よ、静まれ」とか「副交感神経よ、優位になるのだ」とか言って治れば良いのですが、残念ながら手や足を動かす運動神経とは異なり、自分の意思では指示できません(不随意神経なので)。
なので、意図的に体がリラックスする状態を作る、というのが一つの改善方法として重要になってきます。
「睡眠時間を十分に確保しよう」「食生活を見直そう」「お風呂に入ろう」「アロマを嗅ごう」など、どれか一つくらいは聞いたことがあると思いますが、生活スタイルを見直したり、リラクゼーションを意識することがとても大切です。
リラクゼーションという意味で、今私が勉強&訓練中のヘッドマッサージやタイ古式マッサージ、オイルトリートメントなどを受けるのは効果的です。
私もリラクゼーションサロンに通うのは大好きで、ほぐれていく感じ、落ち着く感じ、五感すべてから癒しを取り入れていく感じがやみつき(そして「うわぁ副交感神経優位になってるな〜」とマッサージを受けながらいつも思っている)。
ですが、こういったリラクゼーションサロンは、さらに踏み込んだ「ポリヴェーガル理論」の視点から見ても重要だと私は思うのです。なぜなら、お風呂やアロマとは違って、他者がそこにいるからです。
続く。